貴乃花親方とモンゴル勢の板ばさみに…貴ノ岩は今度どうなる
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暴行事件の「加害者」は土俵を去った。では、「被害者」は今後、どうなるのか。
事件発覚以降、一度も公の場に姿を見せていない貴ノ岩。
11月場所中は貴乃花親方が福岡の宿舎内から一歩も出さず、現在もどこかにかくまわれているという。
すでに貴乃花親方は、次の1月場所も貴ノ岩を全休させることを示唆している。11月場所の番付は前頭8枚目。全休は全敗扱いとなるので、1月場所は十両転落が確定している。そのうえ1月場所も休場となれば、幕下からの出直しを余儀なくされる。
モンゴル事情に詳しいタニマチ筋は「気がかりなのは、番付よりも本人の精神状態です」と、こう話す。
「貴ノ岩が師匠の『他の部屋の力士とは仲良くするな』との方針で、モンゴル勢と距離を置いていたのは事実。ただ、それでも本人はどちらかといえばモンゴル寄りです。事実、日馬富士には目をかけられ、同郷の後輩力士と飲みに行くこともありましたからね。いわば、親方とモンゴル勢の板ばさみにあっている」
暴行事件があったのは10月26日の未明。日馬富士が会見で「貴ノ岩が(その日の鳥取巡業中に)謝罪に来て、握手をした」と話したように、その光景は何人もの関係者が目撃している。
もし、貴ノ岩がモンゴル勢と断交していたのなら、「加害者」に謝る必要などない。謝罪したということは、貴ノ岩も日馬富士が指摘した「礼儀と礼節」について、思うところがあったからに他ならない。
「貴乃花親方によれば、貴ノ岩は協会の調査に応じられないほど体調が悪いという。しかし、暴行を受けた7日後の市長訪問などの姿を見る限り、とてもそうは思えない。横綱審議委員会の北村委員長が『親方の意思と関取(貴ノ岩)の意思は一致しているのだろうか。親方が成り行きを決めていいのか……』と話していたように、貴ノ岩がこの展開を望んでいたかは疑問が残る。貴乃花親方はノイローゼを理由に、貴ノ岩を再び入院させようと画策したという話も聞いている。貴ノ岩は自身がきっかけで日馬富士が引退し、結果としてモンゴル軍団の恨みを買った。さらに軟禁生活が続くとなれば、本当にノイローゼになってもおかしくない」(前出のタニマチ筋)
親方の犠牲となってしまうのか。
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