hirotatu123の日記

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東名死亡事故“道路ふさいだ”男を逮捕


絶対に許せん
今年6月、東名高速で福岡県の男が注意された車を追い越し車線に無理やり停車させた結果、2人を死亡させた事故で新たな事実です。男は事故の1か月前にも、あわせて3台の後続車に対し、進路を妨害して接触事故などを起こしていたことが分かりました。







Q.なぜ追いかけた?
 「やっぱ言われたからカチンとくる、人間やけん」(石橋和歩 容疑者、福岡・中間市 今月1日)

 石橋和歩容疑者(25)は今年6月、神奈川県の東名高速のパーキングエリアで静岡県の夫婦から注意を受けたことに腹を立て、夫婦のワゴン車を追いかけ、進路を妨害して追い越し車線に停車させた疑いがもたれています。夫婦のワゴン車は後続の大型トラックに追突され、夫婦は死亡しました。

 その後の捜査関係者への取材で、石橋容疑者は事故の1か月前の今年5月、山口県下関市の一般道で、深夜から早朝にかけて追い越そうとした、あわせて3台の車に対し、進路を妨害する行為を行っていたことが新たに分かりました。

 「石橋容疑者は東名高速の事故の1か月ほど前にも、下関市内のこちらの路上などで3件のトラブルを起こしていたということです」(記者)

 急に時速10キロにまで減速する一方で、追い越した車にクラクションを鳴らすなどして停車させて、窓をたたいたほか、別の車には進路をふさいで停車させたあと、運転席のドアを3回にわたって蹴るなどしたということです。最後には追い越そうとした車の進路を妨害しようとして接触事故となり、過失運転致傷の疑いで書類送検されましたが、不起訴処分になったということです。

 こうした石橋容疑者の行動は今回の6月の事故と共通する点もあり、警察はさらに詳しく調べています



 事態は急展開しました。神奈川県の東名高速で追い越し車線に止まっていた静岡県の夫婦の車が追突され、夫婦が死亡した事故。警察は、夫婦の車を無理やり追い越し車線に止めさせたとして、福岡県に住む25歳の男を逮捕しました。

 「相手(の車)にあおられたのかな。パッシング(ヘッドライトの点滅)されて、怖くなって止まった。自分が止まって降りていった。相手も降りてきて、『もういいよ』みたいな感じになって、車に戻ろうとしたらトラックが後ろから突っ込んできた」(石橋和歩容疑者 今年6月)

 逮捕前、JNNの取材にこう語っていた福岡県の石橋和歩容疑者(25)。10日、過失運転致死傷などの疑いで逮捕されました。

 問題の事故が起きたのは今年6月。神奈川県大井町東名高速・下り線で、追い越し車線に止まっていたワゴン車に大型トラックが追突するなどして、ワゴン車を運転していた萩山友香さん(当時39)と夫の嘉久さん(当時45)が死亡しました。萩山さんのワゴン車は、危険な高速道路上の追い越し車線になぜ止まっていたのか。警察は、当初から疑問を持って捜査していました。

 事故の1週間後、JNNのカメラは、警察が事故の当事者を集め、実際の関係車両を使って、大がかりな実況見分を行う様子をとらえていました。

 「位置関係を今、確認しているようです」(記者)

 現場には、石橋容疑者の姿もありました。実は石橋容疑者の車も、追い越し車線で萩山さん夫婦のワゴン車の前に止まっていたのです。石橋容疑者も一緒に乗っていた女性も重傷でした。

 現場で何があったのか。JNNは、貴重な証言を得ることができました。萩山さん夫婦の車には、長女と次女も乗っていて、軽傷を負いました。長女と次女は事故の真実を知ってほしいと、JNNの取材に初めて応じ、次のように話しました。

 「パーキングエリアを出ようとしたら、道をふさいで止まっている車がいて、それで父が邪魔だと思って、そのことを車に注意して」(萩山さんの長女)

 発端は、事故の直前、現場からおよそ1.2キロ手前の中井パーキングエリアでの出来事だったといいます。

 「事故発生から数分前、この辺りの路上に走行を妨げるように停車していた車に対し、萩山さんが通り過ぎるときに注意をしたということです」(記者)

 車がパーキングエリアを出ようとした際、白い乗用車が出口をふさぐように停車していました。父親の嘉久さんは、運転手の石橋容疑者に「邪魔だ」と注意。その後、注意を受けた石橋容疑者が追いかけてきたのです。高速道路上にもかかわらず、極端に接近したり前に割り込んだりして、走行を妨害しました。

 「ちょっと逃げようとしたんですけど、車を前につけられて、私たち止まりたくないので、よけていたのですが、しっかりついてくるから、それで高速道路に止まってしまいました」(萩山さんの長女)

 白い車から石橋容疑者と同乗者の女性2人が降りて近づいてきたといいます。

 「車から降りて、私たちのスライドドア、2列目のドアを、(男性が)開けろ気味な感じで立っていて、父が開けて急につかみかかって、胸ぐらつかまれて、『さっきのはけんか売っているのか』とか、『どうしたんだよ、調子乗っているんじゃねえよ』とか、『高速道路にお前投げてやろうか』と言われて」(萩山さんの長女)

 父親の嘉久さんは事態を収めるため、「すみません」と繰り返しますが、嘉久さんを外に引っ張り出そうとしたり、車の中に押し倒すなど、暴行してきたといいます。そして、事故は起きました。

 「シートベルトで肩が痛くなって、痛みがなくなって気付いたら、父と母がどこにもいなくなって、妹は後ろで口から血を流してた」(萩山さんの長女)

 事故があった日、一家は東京への旅行の帰りだったといいます。

 「(お父さんは)すごくいい人で、自分のことより家族とか、私のことを考えてくれて、私たちの気持ちも分かってくれて。間違っているものは間違っているので、(警察には)なんとかしてほしい」(萩山さんの長女)

 警察は、後続車のドライブレコーダーを解析するなどして慎重に捜査を進めた結果、石橋容疑者の行為は過失運転致死傷の容疑にあたると判断、逮捕に踏み切りました。

 JNNは逮捕前、石橋容疑者に直撃しました。

Q.なぜ、あの事故は起きたか?
 「相手が文句を言ってきたことからですかね。なんか言われて、そこから、けんかというか」(石橋容疑者)
Q.なぜ、中井PAから追いかけていった?
 「やっぱり言われたら、こっちもカチンとくるけん。人間やけん。(中井PAから)普通に高速に出よったから、抜かしていったら後ろからあおられて」(石橋容疑者)

 石橋容疑者は、高速道路を追いかけたことは認めたものの、萩山さん夫婦の車にあおられたので追い越し車線に止まったと反論していました。

 「止まれってことだよねと思ったから、そこ(追い越し車線)で止まった感じです」(石橋容疑者)
Q.石橋容疑者が前を邪魔した?
 「邪魔はしていないですね。降りていって相手が降りてきて、そこからワーワー言い合ったのかな。なんて言ったかまでは覚えてないですね」(石橋容疑者)
Q.2人が亡くなったんですが?
 「やっぱりそれは、悪いことをしたなって思いますね」
Q.悪いことをしたなって言うと?
 「そこ(追い越し車線)に止まったから」(石橋容疑者)

 逮捕を受けて、夫の嘉久さんの母親と妻の友香さんの父親は・・・

 「やっとあの子たちが浮かばれたかなって。本当、迷宮入りだと思っていたのよ、私は」(萩山嘉久さんの母親)
 「いずれは(警察が)逮捕するだろうとは思ってた」(萩山友香さんの父親

 警察の取り調べに対し石橋容疑者は「間違いありません」と容疑を認めていますが、追い越し車線に車を停止させたあと、嘉久さんを暴行したことについては、「向こうもやってきた」と供述しているということです。

 石橋容疑者の身柄は、福岡空港から羽田空港を経由して神奈川県警本部に移され、詳しい取り調べが行われる予定です。